日本語教育
2020年10月28日
「楽しく、まじめに」これが日本語教育をする上で常に心掛けていることです。
100人の教師がいれば、100通りの教え方があります。
100人の学生がいれば、100人の学び方があります。

テキストと流行にこだわりをもつこと
日本語の難しいところのひとつは、細かいニュアンス。
コンビニでアルバイトをしている学生が、
「日本人の大丈夫ですって難しい。わからない」と話していたことがあります。
「レシートは必要ですか?」「大丈夫です」
「レジ袋はお持ちですか?」「大丈夫です」
・・・お怪我はありませんか?「大丈夫です」
慣れるまでに苦労したと聞きました。コンビニだけでもたくさんの難しい言い回しがあります。日本人がどうして「大丈夫です」と答えるのか…「要らないです」は使わないのか?
それは、少し言い方がきつく聞こえてしまうから?
教科書にはどこまで掲載しているのでしょうか。
コンビニのアルバイトは外国人にとって始めやすいアルバイトのひとつです。
むしろ、店員さんのほとんどが外国人の店舗もあります。
でも、お客さんの日本人はいろんな言い回しをする。
聞いたこともない言葉が並び、あたふたする外国人店員。
それを見てイライラする日本人客。
それに気が付きさらに慌てる外国人店員。
やはり外国人はだめだ…と、思い込む日本人。
このような負の連鎖が日本語を通して起きてしまっていることが多々あるのではないでしょうか。いざ現場で使える日本語、日本人が本当によく使う日本語を理解し、使えるようになることが私たちの目標です。
それは流行りの言葉も同じです。若者がメッセージで使う「←」の意味。どうして今「ナウい」という言葉を使うと日本人は笑うのか?
教科書以外の言葉も、一緒に使って一緒に笑って覚えていくことが私たちの目標です。