松山さかのうえ日本語学校の目指すもの
世界を見つめ、社会を動かす
度重なる外国人犯罪、失踪、不法滞在、強制送還...これらの問題の根源はどこなのかと考えたとき、真っ先に浮かんだことは「その方々に、悩みを相談できる人、駆け込み寺のような場所はあったのかな」ということでした。
いろいろなネガティブなニュースが並ぶ中で、事前に悩みを聞いてくれる人がいたら、その事件は起きなかったかもしれない。日常的に応援してくれる誰かが身近にいれば、信頼できる誰かがいれば...と、ふと考えてしまいます。
私は長い間東京で外国人支援を行ってまいりました。お仕事、ご結婚、留学、ワーキングホリデー、難民として...など、様々な理由で今も多くの外国人の方が日本に住んでおられます。私はいかなる理由であれ、今住んでいるこの日本を好きになって欲しい。いつか母国へ帰り、思い出す日本はとても素敵な国であって欲しい。楽しい思い出であふれてほしい。と思いながら、支援を行ってきました。
この度、ふるさと愛媛に帰り、外国人の方々とお会いする中で、愛媛にはまだ十分なサポート体制が無いことに気づき、立ち上げを決意しました。手探り状態ではありますが、どんなときも寄り添うこと、応援すること、困ったときの駆け込み寺になることを目指します。
特定非営利活動法人松山さかのうえ日本語学校 代表 山瀬麻里絵

ミッション
外国人と日本人が「つながって、変わって、寄り添い合える社会」をつくること
Member of driving society

アドバイザー
山神 進
立命館アジア太平洋大学教授。専門は国際政治、外国人労働者・難民問題。初めてビールを飲んだ感想は「大人ってずるいな。」

監事
チャン・スイン
韓国出身。金融・人材・IT業界を経て、社会起業家として活動。将来の目標は外国人が日本社会でもっと活躍できるエコシステムを作ること。

会計
大原 愛実
銀行営業・開発コンサルタントを経て、着物関係会社の経理総務に従事。冷静な判断力を持ち、団体の暴走を止める。将来の夢は伝説のサルサダンサー。

広報
永井 さあこ
子ども向け英語講師・WEBライター、そして二児の母。その包容力から愛称は最寄りのブッダ。好きな食べ物は、カニ味噌に日本酒入れたやつ。

理事
福井 麻里子
日本と海外を拠点に、グローバルブランド戦略コンサルタントとして、ブランディング、グローバルPR、人材教育などの分野で活動。子どもの頃の夢は古墳研究者。
外国人って…から始まる会話に違和感を持ち始め、外国人なのに…という接続詞に憤りを感じ、外国人だから…という言葉を無意識に使っている自分にも愕然とする日々の中で、外国人という言葉のせいで、どんなスタートもうまくゴールにたどり着かない現状を目の当たりにしています。
でもそれは、外国人に対しての性悪説ではなくて、むしろ性善説気味の方も、そのトラップに陥りがちです。諸悪の根源は、つながり不足。「外国人」と一括りにしている限りは何も解決しません。本当に届けたい人に届きません。日本人だからと言ってみんな時間を守るかというとちょっと違うし、愛媛県民だからと言ってみんなポンジュース飲んでるかっていうと、そうでもないし。世界地図とか地球儀とか思い浮かべてみてください。日本はとても小さくて、むしろそれ以外のエリアの方が圧倒的に広い。あれだけ広いところから来てる人たちを「外国人」ってまとめるの無理じゃないですか?でも、日本に住んでるとそれに気づかない。仕方ないことだと思います。
だからこそ私たちは、これらのことに気づくきっかけづくりに励みます。つながりを持てる場をあちこちに作ります。国籍・年齢問わずたくさんの人を巻き込みます。これは、外国人のために〇〇してくださいっていう話じゃありません。まずはつながって欲しいです。そうしたら、仲良くなって、お互いもっと知りたくなるはず。そのためのツールが言語であり、傷つかない・傷つけないための知識。それらは、一緒に現場で場数踏んで培いましょう。
さあ、たぶんここまでくると、もう目の前の外国人との違いは在留カード持ってるかどうかくらいだと思います。
まずは、そこまでのナチュラルな関係性構築したい!って思えるような場を楽しい場所を私たちが作るので、ついてきてください。